お魚くわえて

鍼治療が世界を変えるまでの記録

快気堂ができるまで 4

遅々として進まない作業、焦る我々に追い討ちをかけるような事態が発生しました。なんと、頼みの綱だった水回り担当のおじさんが長期入院となり戦線離脱。水回りの工事の見通しが立たなくなりました。さすがの匠も水回りの工事に一人では太刀打ちできません。しかし、ここからリフォーム業者に発注してしまうと、予算が大幅に上昇してしまいます。頭を抱える匠と私達。降りしきる雪の中、「街頭でマッチを売って資金を捻出しようか?」などと、非現実的な空想に逃げ込んで、この世界の言語を発する事を永久にやめようか、そう決意しかけたその時でした。「やつらを、、、探せ。」病床にあるおじさんが、朦朧としながらも、握りしめたメモ帳を私達に差し出し、そう言いました。メモ帳には、電気、大工、水道、設備、美装、5つの分野の匠の連絡先が書かれていました。「やつらなら、奇跡を、、、、」

 
そこから、話はトントン拍子に進みました。父・邦夫を棟梁として直接契約をする事により、中間マージンを無くす事で料金の問題もクリア。プロの仕事はさすがに早い。みるみるうちにリフォームが進んでいきました。
 
水道管錆びて穴が空き、全滅状態だった水道管の代わりに、最新の水道管を設置。清潔なお水と暖かいお湯を皆様に届けます。
内壁断熱材が消耗して、極端に寒い家でしたが、暖かい治療院になるようにと、父・邦夫が、天井を含め、断熱材を病的な程にめ込みました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
内壁2
壁が出来て
内壁7天然の木を張っていきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
内壁5
暗くて、狭くて、寒かった畳敷きの治療室が、
内壁4なんということでしょう!木の温もりの感じられる、明るく、暖かい治療室に大変身!!
内壁6とゴミ入り口も
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
内壁3この通り、お年寄りでも開けやすい吊り戸へ変身。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
記録的大雪と戦いながら、工事も着々と進み、後一歩の所へ来ました。そうです、9月から始まって半年が過ぎてしまった現在、なんとまだ完成していません。
 
快気堂ができるまでシリーズはここで一旦完結しますが、今後も不定期で、治療院が完成していく様子を報告していきたいと思っています。
開院予定の4月末日までに迷うのか?
 
とにかく、訪れた方達に一時の安らぎを感じてもらえるような空間になるよう、頑張ります!!
 
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